熊本より、文芸誌『アルテリ』が入荷しました!
文芸誌『アルテリ』が熊本から届きました。
枇杷舎でもお取り扱いしたい!と思っていた店主一押しの文芸誌です。
熊本に集う作家、研究者、新聞記者、書店店主、私人・・・書き手に垣根なく、
でもまっすぐに文学を見つめている。
その眼差しに惚れ込まずにはいられません。
文芸誌、というと手に取るのをためらってしまう方も多いかもしれません。
たとえば、道を歩いていて足元に生えている草花にふと目をとめたり、
見上げた空の青さや流れてゆく雲のかたちに吸い込まれそうになったり。
『アルテリ』を読むと、日常の何気ない、でも落とし穴のような一瞬をかんじるのです。
それは至福の落とし穴で、その一瞬は永遠。
そばにこの一冊があったら、さぞ心強いだろうとおもいます。
今回は『アルテリ』の二、三、四号が入荷しています。
四号が8月に出たばかりの最新刊、二号は熊本地震に寄せたものとなっています。
静岡で暮らしていると、地震はまったく他人事ではないのです。
なにせ生まれた時から並々ならぬ防災意識がすりこまれているのですから。
文芸誌は手に取りにくいなあとおもっている方に、
まずは『アルテリ』二号から読んでみませんか?
装丁もとても素敵です。
二、三号は画家の黒田征太郎さん、四号は作家の坂口恭平さんによる表紙画で、
中にも挿絵や写真が多く、彩りゆたかに編集されています。
あなたのそばに『アルテリ』を。